海外生活での医療保険事情

こんにちはだいすけです。今回は日本人が海外生活で重要な保険について解説します。海外で病気になった場合、医療費が高額になることがよくあります。ここでは生活スタイルや家族構成別に確実で安く済ます方法を紹介します。

現地の医療保険に入ったほうがいいの?

駐在や留学の人は会社やエージェントが医療費を補填してくれる場合があります。この場合は保険負担量によりますが通常あらたに医療保険に加入する必要はありません。これに対して現地採用、医療費補填がない留学など無保険で病院に行くとかなり高額になります。風をひいただけでも診察料1万円、薬代1万円というところもあります。この場合、お金に余裕のある方は現地の医療保険に入ることをおすすめします。

日本の医療費は安いが社会保険料は高い!

日本の病院にいくと通常3割負担で行けるので気軽に行くことができます。しかし、皆さんは知らない間に社会保険料として給料から引かれているのをご存じですか?社会保障料は扶養の数にもよりますが家族4人だと毎月5万円程度引かれています。特に若い人は月5万円分病院に行くことはないのではないでしょうか?もちろん、年寄り世代や赤ちゃんの医療費を負担する意味でこの値段になっています。日本の場合、強制的に税金として引かれるのに対して海外では税金としての強制ではなく自分で選択することができます。海外で生活するにあたって少しでもお金を節約したいのであれば現地医療保険に入らず格安で医療を受けれる方法をご紹介します。

クレジットカードの海外旅行保険は無敵!

日本のクレジットカードをみなさん持っていますよね?そこにはたいてい海外旅行保険がついています。「そんなこと言ったって海外旅行のときだけでしょ?」と思うかもしれません。しかし、実際は海外旅行保険ではなく海外保険なのです。旅行かどうかなんてどうやって判断するのでしょうか?海外にいる親せきや知り合いに飛行機をつかって会いに行った場合は旅行かどうかわかりませんよね?ではなぜ海外旅行保険なのでしょうか?海外旅行保険というからには理由があります。それは通常90日間の有効期間があるからです。そうでなければ海外にいる日本人の医療費と永遠と払い続けなければなりませんよね。

危険!クレジットカードの海外旅行保険は全然違う!

クレジットカードの海外旅行保険は利用規約がさまざまで同じ規約であることはまずありません。大きく分けて自動付帯利用付帯があります。自動付帯は、クレジットカードを持っているだけで自動的に適用される保険のこと。利用付帯とは、海外旅行の航空チケットやツアー代金などを、クレジットカード払いにした場合にのみ適用される保険です。なので、たとえ海外旅行保険がついたクレジットカードを持っていても、それが「利用付帯」だった場合、クレジットカードで旅行費用を支払わないと保険が適用されません。
これとは別に家族特約というものもあります。これはご自身のカード一つで家族の海外旅行保険が含まれるものです。90日以内に帰国するのであればこれ一枚で十分です。

タイプ別おすすめクレジットカード

単身または家族カード場合

単身や家族カード、つまり一人に一枚のカードを持つことができる場合はこの90日問題を克服することができます。自動付帯と利用付帯の併用です。海外旅行傷害保険を利用付帯するクレジットカードを複数枚保有した場合は、海外旅行傷害保険の保険期間を延ばすことができます。それぞれが付帯する海外旅行傷害保険をずらして発生させることで、保険期間を90日以上にします。

海外旅行傷害保険を利用付帯するクレジットカードは、保険期間を任意に設定可能なことを利用します。通常、海外旅行傷害保険を利用付帯するクレジットカードは、以下の2つを満たした場合のみ保険が適用されます。

  • 海外に出国する
  • カード会社が定める利用条件を満たすこと

「カード会社が定める利用条件を満たす」は、カード会社によって細部の条件が異なりますので十分注意してください。一般的には、以下のうち1つを満たす必要があります。

  • 旅行中に公共交通機関(航空機、新幹線など)の料金をクレジットカードで支払う
  • 募集型企画旅行(パックツアー)の料金をクレジットカードで支払うそのため、海

つまり簡単に言うと、現地の交通機関(タクシーなど)で料金を支払うことで、保険の適用発生を任意に設定することが可能です。ただし、必ず証明となる領収書をもらってください。利用付帯クレジットカード海外旅行保険を適用する場合には必要になります。ここでのオススメはエポスカード(永年年会費無料 自動付帯 キャッシュレス)で間違いないでしょう。

18歳以下の家族持ちの場合

18歳以下の子供や配偶者が個別のクレジットカードを持っていない場合は家族特約付きのクレジットカードになります。おすすめはセゾンゴールドアメリカンエキスプレスです。年間費1万円の自動付帯ですが、世界中の空港ラウンジが使えるPriority Cardも無料でついていますし、日本で払っていた社会保険料、年間約60万円を考えたら費用は1/60になります。私自身このカードには大変お世話になりました。利用する場合は専用電話番号で海外旅行保険を使いたい旨を伝えなければなりませんが、子供が風邪をひいて日本人病院に行ったときもキャッシュレスでカード会社と病院で会計をやってくれます。診察料、薬もすべてタダです!回数制限もありません。初回は出国日や帰国予定日など聞かれますが、長期の場合は「未定」と素直に伝えればOKです。ただし、自動付帯なので日本出国日から90日間しか有効ではありません。私の場合は仕事上帰国するのが簡単にできたので3か月に1回家族をつれて帰国していました。90日問題が解決できる家族持ちの人はオススメです

単身または家族カードでで90日以上滞在するためのオススメ利用付帯クレジットカード

上記の条件にあった90日以上滞在することを目的とした比較的安いクレジットカードのオススメを紹介します。

  • 三井住友カード(初年度無料 年会費1250円 キャッシュレス)
  • リクルートカード(永年年会費無料 キャッシュレス)
  • セディナカードクラッシック(初年度無料 年会費1000円 キャッシュレス)

など利用付帯のクレジットカードは数多くあります。しかし、クレジットカードによって細かい所が異なっていますので申し込みの際には利用付帯の条件をよく理解してください。

利用付帯であれば何でもよいわけではない!

利用付帯するクレジットカード中には、上記のように海外滞在中に交通費を支払った場合も、適用条件を満たさないと判断され、補償されません。

  • 楽天系カード
  • VIASOカード
  • 三菱地所グループCARD(VISA)
  • To Me CARD Prime PASMO(VISA)
  • タカシマヤカード 

これらのクレジットカードは、日本を出国したタイミングのみ海外旅行傷害保険が適用開始されます。つまり、海外滞在中に交通費を払ったとしても出国時からの起算になりますので自動付帯と同等になりますが、この場合、出国するための飛行機代、ツアー代を当カードで支払う必要がある可能性があります。

キャッシュレス決済かどうか?

医療費を補填といっても立て替え払いで日本で申請するものとカード会社が直接病院に連絡してキャッシュレスで清算するものがあります。長期滞在で立て替え払いだとその時の負担が大きいのでキャッシュレスができるものがおすすめです。必ず、チェックしましょう。

まとめ

いかがでしたか?コロナの影響で頻繁には日本に帰国できない時代になりました。長期の海外生活にならざる人も数多くいるはずです。海外での医療保険はやり方によっては非常に安く済ませることができます。ぜひ参考にしてください。

最新情報をチェックしよう!