【タイプ別】GoogleアナリティクスとJetpackのPVが違う理由

こんにちはだいすけです。
初心者なら初心者なりに、上級者なら上級者なりにPVやユーザー数など気になりますよね。ここではGoogleアナリティクスとJetpackの2つのtoolになぜ差が出るのか考察してみました。差の出方によって原因が異なるので参考にしてみてください。

それぞれの測定方法

Jetpack

アクセス解析はphpにてIDを取得しています。WordPress.com 統計情報はリアルタイムではなく、一日に何度か定期的に更新されます。さらに統計情報には、次の情報は反映されません

  • JavaScript を実行しないブラウザーや画像を読み込まないブラウザーからのアクセス数
  • GoogleBot などの検索エンジンスパイダー
  • 自分自身の公開サイトへのアクセス数 (アカウントにログインしている場合)
  • 公開サイトへのログインユーザー (サイトのメンバーとして示されるユーザー) のアクセス数

Googleアナリティクス

HTMLソースの<head></head>内にトラッキングコードを埋め込むことにより、コンテンツが読み込まれるのと同時にJavaScriptが動作します。そして、そのページを去ったときに1PVとカウントされます。またユーザー数はブラウザに紐付けされたCookieによって判定しています。つまりブラウザが違うと異なったユーザーとしてカウントされます。ただし、「プライベートモード」「シークレットモード」「InPrivateブラウズ」などの特殊なモードで開いたWindowsからのアクセスの場合はタブごとに別のユーザーだとみなされるため、同一のブラウザ内のタブであっても別の訪問だとカウントされます。これによってJetpackとGoogleアナリティクスの訪問者数の差が出ることが予想されます。

Jetpackの方が多い理由

1.サーチコンソールのPageSpeed Insights

サーチコンソールのウェブに関する主な指標のPageSpeed Insightsを試した場合にでるバグによるものです。Jetpackをインストールしている状態でPageSpeed Insightsを試すとPVが一気に6~10増えます。統計情報には「米領サモア」という国が上位に入るのでわかりやすいです。Jetpackの統計方法として本当に「米領サモア」からアクセスがあるのかはわかりません。少なくとも調べたところ日本人は2,3人しかいないようなので日本語のサイトがいきなり読まれる可能性はほぼないでしょう。

2.AMPの設定

AMPの設定をした後にAMPのページを閲覧した場合、そのページは今までのPVにはカウントされません。別のトラッキングコードでの解析が必要になります。従って、その分JetpackのPV数より少なくなります。

3.閲覧者がFirefoxを使用している

Firefoxの「プライベートブラウジング」モバイル版の【Firefox Focus】で閲覧している場合、コンテンツブロッキング機能がアクセス解析などのトラッカーをブロックするのでGoogleアナリティクスに情報が送信されません。これに対し、Jetpackは通常通りカウントされるのでJetpackのPVだけが増加します。

Googleアナリティクスの方が多い場合

1.同じトラッキングコードを複数の場所で設定

Googleアナリティクスの設定方法はいくつかあります。

  • テーマ内の設定
  • プラグインでの設定
  • 手動でHTMLソースの<head></head>内にトラッキングコードを埋め込む

これらの中で複数思い当たる場合は原因はほぼこれになります。2つ思い当ればGoogleアナリティクスのPVは2倍に3つあればPVは3倍にカウントされます。

2.Wordpress内でのサイト確認

Jetpackでも本人のPVがカウントされていますが、JetpackはWordpress内でのサイト表示ではカウントされないのに対して、Googleアナリティクスの場合はすべてのアクセスがカウントされます。したがって、Wordpress内でサイトの確認をした場合、Jetpackではカウントされないのに対し、Googleアナリティクスではカウントされます。WordPress内で自分のサイトを見れば見るほどGoogleアナリティクスの方のみPVが増加していきます。

3.クロールをカウントしている

アナリティクスでは、Jetpackとは違いウェブサイトをクロールするbot(ウェブサイトの情報を収集するロボット)もカウントします。したがってアナリティクスのPV方がクロールの分増加します。

解決方法

1.Googleアナリティクスのトラッキングコードを一か所にする

複数の場所にトラッキングコードを入れている場合は必ず一か所にしましょう。

2.サーチコンソールでのカバレッジを解決する

AMP化した後やAMPから通常に戻した後にカバレッジにエラーがでることが多くあります。カバレッジエラーによってGoogleアナリティクスとJetpackに差が出ている可能性があります。

3.サーチコンソールのPageSpeed Insightsを使用しない

Jetpackをインストールした状態でサーチコンソールのPageSpeed Insightsを使用しない。もしくはバグがあることを理解しておく。

4.GoogleアナリティクスとJetpackの設定で本人アクセスを除外する

Googleアナリティクスでは特定IPアドレスの除外やアドオンなどによって本人アクセスを除外できます。

Googleアナリティクス

1.Googleアナリティクス設定からの方法

【フィルタの種類】をカスタムにし、【フィルタフィールド】をIPアドレスにします。
【フィルタパターン】にIPアドレスを入力して保存します。ただしIPアドレスが変わるたびに設定しなければなりません。

2.ブラウザの拡張機能を使用する
Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」をブラウザに導入します。一回ブラウザに導入すればその後は特に何もしなくてもそのブラウザからのアクセスが除外されます。ただし、ブラウザ毎に設定しなければならなく、スマホやタブレットには使用できません。

Jetpackの場合

Jetpackでは【設定】【トラフィック】【サイトの統計情報】から本人を除外できます。

上記の【次の場所からログインして閲覧したページビューの数】をすべてOFFにします。
しかし、これはWordpress内での使用時のみです。普通にアクセスした場合はカウントされます。

まとめ

GoogleアナリティクスとJetpackの数値の違いは表示される時間差だけでなく多くの原因が考えられます。しかし、完全に同じになるかというとそうでもないようです。大きく差が出る時は上記のような原因が考えられます。それぞれ確認してみてください。

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