使えるの?使えないの?【海外で使う日本家電】編

みなさんこんにちはだいすけです。
海外経験のある人にとって一度は悩んだことがある電圧事情。日本の家電が海外で使えるのか?海外で購入したものは日本で使えるのか?迷ったことがある人は多いと思います。そこで国内と海外の電圧事情や使えるもの使えないものについて質問にお答えします。

世界の電化製品の仕様

海外で使用されている電化製品の使用は大きく次のようになります。

  • 電圧: 100-120Vと220-240Vの2種類
  • 周波数: 50/60Hz
  • プラグ形状: 8種類

これから海外に行く場合や海外製品を購入する場合は必ずチェックしてください。

海外の電圧チェックの注意点

電圧の表記方法はその国の公示表記方法やガイドブックによって異なるので注意してください。例えば日本の場合、電圧は100Vと記載されていることがほとんどですが、実際の電圧は100±5V(±5%)の範囲で変化することがあります。一方、例えばシンガポールの場合、230Vと表記してあるものもあれば220-240Vと書いてあるものもあります。これは平均が230Vであって実際の電圧は230±10V(±約5%)ということです。しかし同じ表の中でも日本100V、シンガポール220-240Vと表記されているものもあります。また国によっては2種類の電圧がある場合があります。例えばブラジルでは地域によって110Vと220Vの2種類が存在します。こちらもそれぞれ±5%の範囲で電圧が変化すると思ってよいでしょう。

ACアダプタはほぼ変圧器なしで使用できる

ACアダプタとはスマホやパソコン、充電式の掃除機など充電をする際に交流ACからDC直流に変換するものです。多くのACアダプタは100-240V対応になっています。この場合、プラグさえ合えば変圧器なしで問題なく使用できます。普段と違うことはパワーがある分普段よりもACアダプタが熱くなり充電時間が早くなることがありますが定格範囲内ですので問題はありません。海外旅行で充電程度なら下のような万能な海外電源変換アダプタが便利です。

日本製家電を海外で使う

日本の家電を持っていく場合、周波数に関しては日本国内でも周波数が50/60Hzの2種類あり両方に対応しているのでまず問題になりませんが、電圧に関しては世界で最も低い電圧100Vですので、「海外に持っていく=100V以上の電圧の国に持っていく」ことになります。製品の仕様の定格電圧をチェックしてみましょう。

定格電圧をチェック

持っていこうとする国の電圧が定格電圧範囲内にあればプラグの問題だけなのでプラグのアダプタを購入すれば問題は解決します。一方定格電圧範囲を超えている場合は変圧器が必要になります。

100Vの家電は110Vや120Vで使えるの?

国内製品の定格電圧には範囲がなく「100V」のみ記載されているものもあります。電圧はその日の電力事情によって100±5V程度の誤差があるといわれています。これに備えて各メーカーは通常±10%程度の許容範囲を考慮しています。ただし、メーカーにもよりますし、公表していないものも多いです。このような理由からそのまま110Vや120Vで使用しても問題がおこらないこともありえますがあくまでも可能性であって故障した場合に保証はされないのでオススメはできません。

100Vの家電をそれより高い電圧につなぐと危険

100Vの家電をそれより高い電圧につなぐと瞬間的に壊れます。私の経験では日本から持っていったプリンターを230Vにつないだらコンセントにさした瞬間、白い煙がでてその場で壊れました。特にドライヤーなど熱を出すものは火をふく可能性があります。ドライヤーは必ず現地で買うか海外対応のものを使ってください。忘れがちなのが日本から持っていった延長コードです。特に雷ショック防止機能付きのものはさした瞬間にヒューズが飛び使えなくなります。雷ショック防止機能付きでないものでも通常日本国内製品は100V以上の電圧に対応していません。240Vの電圧につながると接続家電によっては電流が2倍以上流れるため下手をするとドライヤーのように火をふいたりコードが溶けたりする可能性があります。

延長コードは下のような海外対応の100-250Vまで対応のものだと世界中で使用できるので便利です。

プリンターは持っていって使えるの?

日本国内で購入したプリンターはほとんど定格電圧が100Vのものです。したがって電圧の高い海外で使用する場合は変圧器が必要になります。しかし、私の経験的にオススメはしません。なぜなら変圧器を使用してまで使っても肝心のプリンターのインクが現地の店だけでなくAmazonなどでも手に入らないことが多いからです。定期的に日本に帰国できる場合は良いですが、その他はインクがなくなった時点でプリントはできなくなります。プリンター本体は比較的安いので地元でインクが手に入るプリンターを購入するほうが効率的です。

海外生活で日本家電を持っていた方が良いのは炊飯器くらい

生活家電に関して日本から持っていった方が良いのは炊飯器くらいです。もちろん現地でも購入することはできますが、日本米をおいしく炊こうと思うとやはり日本の炊飯器が一番です。現地で日本の炊飯器も売っていますが種類も少なく価格も日本の2~3倍の価格がかかります。また日本一時帰国の際に秋葉原で外国人向けの炊飯器を探しましたが中国向けの220V対応の炊飯器なら海外よりは手に入りやすいですがやはり種類も少なく価格も高めです。やはり日本人として日本米はおいしく頂きたいので日本の高水準な炊飯器がオススメです。海外に住むと日本米をおいしく食べれることがいかに貴重でありがたいことかよくわかります。

問題は変圧器

上記のように日本からの炊飯器を使うには変圧器が必要になります。変圧器はこんなIT時代でも中身はコイルでできています。そのため炊飯器のような大きな電力( 350W~1200W)のために変圧するにはコイルの巻き数を大きくしなければなりません。そのため非常に重くなります。炊飯器なら3000Wくらいの変圧器であれば安心できるでしょう。炊飯器のように一時的に高電力を使用するものはその家電が使用する電力の2倍くらいの変圧器を使うことが推奨されています。ほかの用途にも使えますし家庭に一つくらい変圧器があってもよいのではないでしょうか?私は下の省スペース型のものを購入しました。約3年間、ほぼ毎日、日本から持ってきた炊飯器でご飯を炊きましたが全く故障することも極端に発熱することもなく安全に使用できました。

昇圧と降圧が両方できる変圧器

こちらは降圧のみで省スペースなのでキッチンに置けます

テレビは持っていけません

日本のテレビは地デジも含め周波数帯がそもそも違う可能性があり正常に機能しません。HDMI入力をしてDVDやブルーレイなどのモニターとしては使えますが、上記同様変圧器が必要な可能性もありますので現地での購入をオススメします。現地で日本の番組を見たい場合は次の記事を参考にしてください。

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まとめ

日本家電製品を海外で使用するための注意ポイントでした。実際、海外で生活するにあたって現地で購入できるものは購入した方がコストは安くすみます持っていった方が良いものは炊飯器くらいです。日本のような電圧の低い国から電圧の高い国に持っていく場合は火をふく可能性がるので注意しましょう。

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