【飛行機で英語を学ぶ#12】Narration 5 Bird Flu

みなさんこんにちはだいすけです。
ナレーション 練習問題5です。今回は2004年頃に流行した鳥インフルエンザについてのお話です。航行中に機内で病人がでる話はいろいろな形で出題されます。たいていは乗客の一人の体調が悪くなり、最寄りの空港に緊急着陸するというストーリーになります。大まかな流れを自分の言い方でパターン化してください。2021年現在ならばCOVID-19に応用される可能性が高いので十分に準備しましょう。単語力も必要なのでこの機会に覚えておきましょう。

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課題5Bird Flu

  1. ジャカルタ空港から出発した
  2. キャビンクルーが咳をしている乗客を見つけた
  3. 乗客は養鶏場を経営しているとキャビンクルーに説明した
  4. 飛行機は空港に向けて降下した
  5. 空港では救急車が待機していた
  6. 乗客全員が用意されたテントに誘導され隔離された

※4(6)コマ漫画と言いつつ画像がなくてすいません。どなたか画像を提供していただけるとありがたいです。

模範解答

  1. We departed from Jakarta to Japan.
  2. A cabin crew noticed someone who seemed to have a health problem en route.
  3. So, she asked a few question and realized that passenger owned the poultry firm and had been infected by bird flu.
  4. So, we had decided to return back to Jakarta for emergency landing
  5. where ambulance was standing by to take him to the hospital.
  6. And then, all passengers quarantined for observation. 

模範解答解説(思考の流れ)

0.話の種類を説明する(~についての話)

This story is about Bird Flu.
話題のトピックが使われることが多いです。鳥インフルエンザは2004年頃に流行した病気です。2021年の現在ではCOVID-19になります。事象としては非常によく似ているので参考にしてください。

1.何かをしている・しようとしている(1コマ目・起)

We departed from Jakarta to Japan.
「出発する」はdepartを使います。

2.何かが起きる(2コマ目・承)

A cabin crew noticed someone who seemed to have a health problem en route.
「気づく」はnoticeまたはfindで表します。
「~するように見える」はseem to doを使います。seem (like) doingは文法的には間違いです。 look likeでも可能ですが、lookは見かけだけに対してseemは中の性質も含まれます。
seem like ~ingで「~しているように見える」となります。
en routeは副詞なので前置詞などは不要でただ最後に添えるだけでduring the cruiseと同じ意味になります。

3.事態が引き起こされる(3コマ目・転)

So, she asked a few question and realized that
コマとしては乗客が話しているだけの場面なのですが、キャビンクルーが質問をして状況を判断したことを説明します。わかってしまえば簡単なことですが、コマをみてキャビンクルーの行動として場面を説明するには慣れが必要になります。

「気づく」の違いは以下のようになります。航空英語能力証明試験で出てくるような場面ではfindとnoticeはほぼ同じと思っても良いかと思います。realizeに関しては判明した場合に用いると良いでしょう。

  • find (偶然または努力して)気づく、見つける
  • notice 見たり・聞いたり・感じたり、五感を感じて(ハッと)気づく
  • realize (頭で考えて認識するという意味での)気づく = 理解する
  • recognize (知っている情報を元に)気づく

this passenger owned the poultry firm 
「養鶏場」はpoultry firm [póʊltri(米国英語), pˈəʊltri(英国英語)]です。これは準備をしていないとなかなか出てきません。現在のCOVID-19の場合なら「どこかに訪れて、そこで咳をしている人がいた」といった形で出題される可能性があります。
this passenger had visited the event (festival) where some people had been coughing. 
など自分なりに準備しておきましょう。訪れたのはこの場面より前の話なので大過去になることに注意しましょう。

and had been infected by bird flu.
同様に大過去になります。

「コロナに感染した」had been infected by COVID-19
で覚えておきましょう

4.対処し解決する(4コマ目・結)

So, we decided to return back to Jakarta for emergency landing
コマの絵からはジャカルタに戻ったのかはわかりませんが、ここは推測で話を進めても問題ないと思います。
ここで4コマ漫画としてひとつの話が完結します。

5.事態が引き起こされる(5コマ目・転)

where ambulance was standing by to take him to the hospital.
ストーリーによっては4コマ目と一緒に描かれている場面です。空港で救急車が待機している場面はかなり出てきますので慣れておきましょう。

6.事態が引き起こされる(6コマ目・転)

And then, all passengers were quarantined for observation. 
「経過観察のために隔離された」は
were quarantined for observation
と表します。
quarantined [ˈkwɔrʌˌntind(米), ˈkwɔ:rʌˌnti:nd(英)] 隔離する、検疫する quarantineの過去分詞
場面の状況は乗客がステップでおりてテントに誘導されています。この状況から隔離されていることを説明しなければなりません。
COVID-19でも「隔離する」という単語は重要な要素になります。絵から判断し使えるようになりましょう。

質問に対する対策

感染が疑わしい乗客を乗せたことありますか?

Actually No, but my colleague have a experience. Nowadays, all passenger need to get tested for COVID-19 at the destination airport. One of passenger of his flight to Singapore tested positive for COVID-19. So, all passengers were quarantined for observation for 2 weeks.

もしあなただったらどうしますか?

If we found a passenger who had COVID-19 by the first half way, I would return to the original airport because the destination airport refused to land. Otherwise, I would continue flying to the destination airport. but anyway, we need to contact the company to ask the company intension at first.

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はコロナでもそのまま使えそうな機内での感染症に関するストーリーでした。航空英語能力証明試験では時事問題もでる可能性があるので他のものより出題確率が高いので是非準備しておきましょう。機内で感染症の場合はおそらくほぼ同じシナリオになると思います。他に考えられるのは空港の検疫で陽性がでるシナリオなどがあります。

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